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【初めての介護】よくあるご相談6
【初めての介護】よくあるご相談6
お元気な高齢者からのご相談でよくある(これは本当によくあります)のが
"かかりつけ医"がいないというご相談です。
相談者:昔から健康で医者にかかったことがなくて、"かかりつけ医"がいない
    のですがどうしたら良いでしょうか
お節介士:健康で要介護状態ではないのですから本来かかりつけ医がいなくても
     何の問題もありませんよ
相談者:でも、いざ介護申請したいという時にかかりつけ医がいないと困ります
    よね。でもこれまで病院へ行くほどの病気をしたことがないので本当に
    いないのです。
とても良いことで、悩むことではないと思うのですが、心配される方は多いです。
お節介士:お元気な方が突然要介護状態になるような場合は、例えば脳血管疾患
     のように突然起きて後遺症が残る病気や、転倒による骨折、肺炎、
     急速に病状が進んで身体機能が落ちるような病気なので、その時は医療
     のお世話になりますから、主治医は自然と決まります。
相談者:そういえばそうですね。救急車で行った先の病院の先生でも良いのですか?
お節介士:主治医の意見書を書いていただく先生は入院先の病院の先生で構いません。
     ただ、そういう場合は大きな病院の場合が多いので、自宅近くでその後の
     療養管理をしてくれる"かかりつけ医"がいないと心配かもしれませんね。
40歳以上になるとお住いの地域から"特定検診"のお知らせが届きます。
この特定検診は40歳から74歳までの人を対象に生活習慣病の予防を目的として行われる
検診です。
保健所や検診センターで受診する以外に、地域の開業医でも受けることができるもの
ありますので、こういう機会に自分が住んでいる地域の診療所を利用してみると
良いでしょう。
保健指導もあるので会話もできますから、医師との相性や、訪問診療を行っているか、
診療内容など尋ねてみれば良いでしょう。
ほとんどの方が
「そういえば検診先に地域の医療機関の一覧が載っていますね。今後は近くの医院で
受けてみます」と安心されます。
お節介士:それから"かかりつけ医"は必ずしも内科医でなくても良いんですよ。
     例えば足腰が弱って歩けなくなったのが原因で介護申請するなら整形外科
     医の方が良いですし、視力の低下なら眼科医が良いでしょう。
     認知症が原因なら精神科医の方が詳しい情報を提供できるので、正しく判
     定されやすいです。
相談者:え?内科でなくて良いんですか?私、整形と眼科はずっと通っています。
こういう方は多くて、高齢になると内科の病気はないけれど、膝が悪い、腰が痛い、
白内障で眼科には通っている...。
かかりつけ医=内科の医師というイメージが強いですが、先入観に囚われず、
「話しやすく自分の状況を一番よく知っている医師」と考えれば良いでしょう。
その後の自分の生活の質を左右する"かかりつけの先生"ですから、しっかりお話し
して選びましょう。
特定検診については厚生労働省のページで説明があります。
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