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【初めての介護】よくあるご相談1

【初めての介護】よくあるご相談1

新型コロナウィルスの影響でこれまで7年間毎月開催していた

お節介士養成講座を中断しています。

会員の皆さんを対象とした勉強会や見学会も自粛しています。

そこで、ホームページ上でこれまで実際にあった

「初めて介護をすることになった方からのご相談」をご紹介します。

Q&A形式でわかりやすくお伝えしたいと思います。

退院不安.png

介護者:別居の父が先月脳梗塞で倒れて入院しました

    が、来週には退院の予定です。

    自宅に帰ってくるまでにベッドとか車椅子を

    準備しないといけないのですが

    遠方なので両親のところに行けません。

お節介士:お父さんの入院している病院内に

    「患者相談室」や「地域医療連携室」という

     退院サポートするところがあると思います。

     お母さんにそこに行ってもらって、退院後

     どうしたら良いか相談してもらうと良い

     でしょう。

     ただ、何を聞いて良いかわからないと思い

     ますので、事前にあなたが電話で相談して

     ください。

介護者:私も何を聞いて良いかわかりません。必要な

    ものとかも、退院後どんな生活になるのかも。

    ベッドは買わないといけませんか?

お節介士:介護ベッドや車椅子はレンタルできます。ただ、介護保険のレンタルを使うには

     申請の手続きだけはしておかないといけないので、地域連携室で

     今の段階で介護保険の申請ができるかどうかを聞きましょう。

介護者:介護保険っていつでも申請できるんじゃないんですか?

お節介士:介護保険の申請は現在の身体的状態が安定していてどのような生活ができるか

     めどがつかない状態では医師からの意見書がもらえず、申請自体ができません。

     普通は退院前でも大丈夫でしたが、最近は入院期間が短くなっているので確認

     してください。

     また逆にお母さんが自宅で介護ができなければ、退院ではなく在宅で介護できる

     ような状態までリハビリをしてもらえる病院や老人保健施設に転院ということも

     可能だと思います。

退院相談.png

介護者:そのほうが良いのですか?

お節介士:ご本人(お父さん)の希望もあります

     から、まず相談員の方に立ち会ってもらって

     一度病室で自宅での介護のロールプレイをし

     可能かどうか確かめてもらってください。

     迷惑かけるまいと「できます」ということも

     あり得ますから、客観的な判断をして

     もらってください。

     ご自宅の住環境も伝えられるように今言った

     ことを文書にして、ご家族が電話で相談員の

     方(地域連携室)に電話でお話しした上で

     FAXしておくのも良い方法です。

     相談員が病室に行ってくださると思います。

介護者:私が行ってやらなくて良いのでしょうか?

お節介士:直接介護することが家族の務めではありませんし、今は無理して時間を作っても、

     ずっと続けるわけにはいきません。お母さんが主に介護をするご家族になりますから、

     代わって介護するのではなく、いつでもサポートする体制と情報を常に把握することに

     努めてください。何かあれば動けるようにしておくのが大切です。

病院に入院している状態でも退院後の在宅介護のためにしておけることはたくさんあります。

わざわざ地域の包括支援センターに出向かなくても、病院に通っている方なら病院の地域連携室で

相談できます。

今のように病院での感染が広がっている状況では、感染防止のためにも家族が無理して出入りする

よりも電話やFAX、メールなどを利用して相談をするのが良いでしょう。