日本エルダーライフ協会 > 日本エルダーライフ協会について > メディア掲載情報 > 高齢者住宅新聞特別インタビュー「サポーター養成講座開始」 掲載
日本エルダーライフ協会 代表理事 柴本美佐代氏
’お節介‘で介護者支援
一般社団法人日本エルダーライフ協会(大阪市)は、要介護者を抱える家族や介護従事者などの介護者を情報面で支える団体。今年8月設立。医療や介護、制度の利用、家族の問題について必要な情報を提供できる専門家を「ケアライフサポーター=お節介士」として育成する。
ケアライフサポーターは介護経験のある人や、地域の福祉に関わる人、また職業や資格にかかわらずボランティアで声掛けができる人が対象。介護保険制度の利用方法、入所施設、介護関連の民間サービス、ボランティア、介護にかかる費用、主治医、認知症、高齢者の住まいなどに関する情報を高齢者に提供する役目を担う。
「『介護で困っている、何か方法はないか』『介護が始まったら何をすればよいのか』など相談したくても相談する人が少ないのが現状。当協会では介護や老後の暮らしに必要な総合的な情報提供を行う人材を育成。お節介士をよろず相談ができるワンストップの窓口として普及させていきたい」(柴本美佐代代表理事)。
さらに専門知識を活かし、地域や職場で勉強会や相談会を主宰する「ケアライフアドバイザー」も養成。税理士や社会保険労務士、行政書士、看護師、社会福祉士、FPなど様々な専門資格者がケアライフアドバイザーとなることで、それぞれの知識を活かした総合的なサポートが可能。
ケアライフサポーターの養成講座は2時間1回、1時間半2回の合計3回(トータル5時間)。介護保険制度、税金、補助金、行政サービス、高齢者の住まいについて学ぶ。入会金は5000円、年会費は5000円(資格なしは入会金2000円、年会費3000円)。
「身近にいる人が、その人の身の回りのことを手の届く範囲で行うというのが理想。決して大袈裟でなくてよい。お節介ネットワークが幅広い介護者支援活動となる」(柴本代表理事)。
既に大阪で養成講座を開催し10名以上がケアライフサポーター資格を取得。次回の養成講座は大阪で12月6日(15時~17時)、17日(14時~17時)。来年は京都、兵庫でも開催する計画。
(11月25日号)